戦争の子供たち

  • 空が青くなり 鳥が飛び交う
    川の流れも 穏やかになる
    戦いが終わり 春が戻っても
    柔らかい掌 返って来ない

    皆さんよくご存じの、杜甫の「春望」をモチーフに、この曲を作ったのは24~25歳だったか。
    今思うと、どこか浅い。
    それがなぜか、やっと分かりかけてきた。
    それはつまり、人生の前半に作った曲だから。

    一番大切な
    「白頭掻けば 更に短かし
    すべて簪に 勝えざらんと欲す」
    の部分が抜け落ちているのだ。

    杜甫が45歳で知っていた世界を、60歳を超えてやっとわかってきた。
    とは言え、戦争の悲惨さはある程度伝わるんじゃないかなと思っている。
    この際、一秒でも早く、一人でも亡くなる人が少なくなるよう、陰謀論者でも何でもいいから、戦争賛成の人以外で結集すべきなのかなと。

    https://www.youtube.com/watch?v=sEbzkq-Sezg