《全部私のせいです》 記:2011/11

本当に申し訳ありません。
全て私のせいだったのです。

今回の地震津波で多くの町が壊れ、たくさんの人が死んでしまいました。
これは全て私が起こしたことです。
過去に2030mの津波が来たと言うのに、たった10mの防波堤でいいと言う人がいて、お金のこともあるし、それでとりあえず根拠のウラも取らず、このくらいでいいかなと思い、それを作り、安心してそこで過ごしている人たちがいたことさえ知らず、身の回りの細かいことだけに心を配っていたのです。

行政のせいなんかではありません。
すべて私のせいです。

その津波原発が壊れてしまいました。
それによって人類史上最悪の汚染が広がりました。
このことも全ては私に原因がありました。
お金儲けに腐心ばかりの電力会社を作ったのも、利権に群がる政治家や民衆、無能な保安委員会を放っておいたのもすべて私です。
人間は放っておけばそうなってしまうことを知りながら、見て見ぬ振りをし続けました。

美しかった日本をこんな姿にしてしまったのは他の誰でもなく、実は私自身だったのです。
彼らに罪が無いとまでは申しません。
しかし最も深い所で糸を引いていたのは、本当は私だったのです。

私と言う人間がこの世にはびこったが為に、このようなことが起きてしまったのです。

許してください。

お願いです。

どうかお許しください。

私を許してください。

人間を許してください。