《歳末ニ思フ》

今年病床がひっ迫した時、同じ助けるなら年寄りよりも若い人をと言う意見を、みんな本気で考え、議論が広まったのを私は忘れない。

これは世界で広まったヘイトクライムや精神病患者への虐待などと何ら変わらない。

戦争時も同じで、人は追い詰められると簡単に弱者に自らのストレスを転嫁する。

差別されている側の人は恐怖におののく日々を、今この瞬間も過ごしている。

また収入の減った人は減ってない人を憎み、減ってない人は見て見ぬ振りと言うのも変わらず、分断に拍車を掛ける。

ノストラダムスさん、20数年遅れて恐怖の大王がやっとやってきましたよ。

そしてそれはコロナなんかではなく、実は人間だったという喜劇。

三年目の来年は、起承転結の転となるように、新しい幕が開くことを期待しています。

どうぞ皆さま、良いお年を!