《豪雨とCo2》

子供の頃と比べれば雪の降る日が減ったというのは、我々世代の共通の認識ではないだろうか。
日数も減ったが一回の積もる量も減った。


産業革命以降地球の平均温度が、0.85℃程度上昇しているのは周知の通りだ。
加えて空中の二酸化炭素増加による温暖化という。
果たしてこの説が正しいのか、太陽の活動状況によるとか、宇宙線の増減が原因という人が居たり、いや牛のゲップによるメタンの増加こそが原因だとか、様々な立場による主張が繰り広げられている。


太陽活動は今のところ我々には制御できない。
しかし二酸化炭素の排出抑制ならできそうである。
温暖化が食い止められると、降雨量が減る。
雨が減るとゲリラ豪雨も減るし、酸性雨も減る。
降らない所がもっと乾燥するわけではなく、気候の極端化が抑えられる。


いいことずくめじゃないか。
なぜすぐそれをやらない?
そこには各国の思惑が介在する。
先進国と途上国のツバ競り合い。
ここにも欲と金が糸を引く。


しかたない、我々が個人でやろう。
そんなに難しいことではない。
息を止めればいいのだ。


というのは冗談だが、肉を食べる量を少し減らして植物から栄養を取るほうへシフトする、省エネ家電の導入、環境問題に貢献している企業の商品を消費する、車よりオートバイ、オートバイより自転車、無駄な電気を消す・・・・・。


そんな微々たる貢献で何ができるという人にはこう言おう。
なら選挙に行くこともやめて、自分の生を他人に預けて生きてゆきなさいと。


自分が変わると世界が変わる。
これがこの世の鉄則と思うが、みなさんはどう思われるだろうか?


こう毎年豪雨被災が繰り返されると、いろんなことをすぐに忘れる私でも、中々忘れ難い記憶となって残っている。
広島の安芸、呉、岡山の真備町の土も乾かぬうちに、また梅雨がやってくる。
どうか舌の根も乾かぬうちに自説で他人を言いくるめる人たちの言葉に惑わされないように、地に足を付けて生きてゆきたいものである。