2019

《ボートは後ろを向いて漕げ》

先の第2次大戦で亡くなった日本人の数をご存知だろうか。 それは1941年から1945年の4年間で約310万人と云われている。 ひとくちに310万人と云うが、それがどれほどの数か、可能なら犠牲者の名前を一人1秒で全員読み上げてみるといい。 飲まず食わず、不眠不…

《平和が一番》

♪夏が来~れば、思い出す~♪みたいな和歌の話。 やっと本物の夏がやってきました。 皆さんもよくご存知の、小倉百人一首で有名な「春すぎて夏来にけらし 白妙の 衣干すてふ 天の香具山」は、持統天皇が詠んだものです。 これは元々、藤原定家が新古今和歌集…

《ネオテニー》

ネオテニーというのは幼形成熟といって、幼い顔かたちのままの大人のことを言います。 22歳の時に昼間に地下街を歩いていると、授業をさぼっている高校生に間違えられ「僕、こんなことしてないで自衛隊に入らんか。」といわれた私のような人はまさにネオテニ…

彼は地面に何を書いたのか。

ネットではその匿名性を利用して、人の過ちを過剰に批判し、断罪することが横行している。 先刻の記者会見のニュースを見ていて、古い本の一節を思い出した。 --------- 【ヨハネによる福音書 8章1~11節】 イエスはオリ-ブ山に行かれた。帰ってきて朝早く…

《マララ・デーに寄せて》

7月12日は、2013年からマララ・デーということになっている。 ん?マラがどうしたの??と思われる御仁もおられようが、ちょっと違っていて、マララとは当時16歳のパキスタン人の女性の名前である。 2001年の9.11以降アメリカの反撃に逢い、劣勢に回ったイス…

《豪雨とCo2》

子供の頃と比べれば雪の降る日が減ったというのは、我々世代の共通の認識ではないだろうか。 日数も減ったが一回の積もる量も減った。 産業革命以降地球の平均温度が、0.85℃程度上昇しているのは周知の通りだ。 加えて空中の二酸化炭素増加による温暖化…

《資本主義》

封建制に次いで現われた経済体制。 生産手段を資本として所有する資本家が、利潤獲得を目的として、自己の労働力しか売るものをもたない労働者から労働力を商品として買いとり、商品生産を行なう経済体制。 産業革命によって確立した。キャピタリズム。 (日…

《初八日》

お隣の国では4月8日をこう呼んで休日にしているらしい。 もっとも旧暦なので今日ではないようだが。 この二千年余り、主に東洋人たちの精神的支柱になった人の誕生日ということだが、現代ではキリスト者のほうが多い国なのが面白い。 欲を減らして、なるべ…

すこしよくなると

からだの、 いたいところや、 わるいところが、 すこしよくなれば、 あれがほしい、 これがたべたい、 などといい、 もっとよくなれば、 べっどをこちらむきに、 かべいちめんを、 ほんだなにして、 ふゆものをしまって、 かーてんのいろをかえて、 けいたい…

なさけはひとの・・・

いきていて、 うんのよしあし、 なんていうけれど、 よのなかには、 よいひとと、 わるいひとがいるわけで、 よいひとになろうとすれば、 まわりによいひとがあつまって、 たすけてくれることもあるけれど、 わるいひとには、 ぎゃくに、 あしをひっぱるひと…

《前の問題の続き》

無限桁数 9999・・・・と永遠に数字が続く極大の数字 9999・・・・=xと置く 両辺を10倍する 9999・・・・0(最後が0)=10x 両辺に9を足す 9999・・・・9(最後が9)=10x+9 x=10x-9 両辺から10xを引く x-10x=9 -9x=9 9x=-9 x=-1 ゆえに 9999・・・・=-1

《1=0.9999・・・》

もう生きていて、何も面白いこともなく、ただ惰性だけで死ぬまで過ごすのかなと思っているが、たまにこんなものを見つけると、充分暇を潰せそうで、まんざらでもなくなることもある。 1が0.9999・・・(無限小数)と同じである解 0.9999・・・をxと置く 0.9999・・・…

ちっぽけなのは

ちしき、かね、じんみゃく、いきるのうはう、そんなちっぽけなものに、 しがみついているひとを、 あなどりながらも、 それらの、 なにもない、 じぶんに、 きづけぬうちに、 ひゃくさんじゅうおくぶんの、 ろくじゅうねんを、 すごしたのは、 じぶんできめ…

へいせいのかべ

べるりんの、 かべのほうかいで、 はじまったへいせいが、 とらんぷの、 かべのけんせつで、 おわろうとしているが、 みんななかよく、 せかいはひとつ、 たすけあって、 いきてゆこうよ、 なんてことは、 げんそうとでも、 いうように、 ひとは、 さんじゅ…

はりのべっど

このくにには、 くちがさけても、 いえないことがあると、 かつて、 のさかあきゆきが、 いったけれど、 たぶーを、 かかえたまま、 よそのくにやひとを、 わるくいうのは、 はずかしいと、 おもいながら、 おもてうらのある、 あまりすきでない、 このくに…

たたかう

かんこくがわるい、 ちゅうごくもわるい、 きたちょうせんはもっとわるい、 ろしあはこわい、 しりあも、 べねずえらも、 あめりかも、 くるってると、 いうけれど、 にほんも、 たちばというか、 たちいちをかえれば、 おなじようなもので、 このよはしょせ…

あすは、はる

りょうてをひろげれば、 はしからはしまで、 とどくような、 うちのにわにも、 らくようじゅの、 しんめとして、 はるがこっそり、 おとずれているので、 きんがんで、 ろうがんのわたしは、 まいあさ、 めがねをはずして、 かんさつしていますが、 けさは、…

《何が問題か、やっと、ちょっと、わかった》

ファーウェイのスマホに「余計なもの」が入っているとか、いないとか、その後の報道は尻すぼみで、釈然としないまま、 人のうわさも何とやら、と消えていく前に少し調べてみました。 「余計なもの」については、ファーウェイは、この報道をしたフジテレビを…

ぼーとを、こぐ

むかしは、 すぎたことで、 みらいはまだ、 おきてないから、 そんなものを、 くやんだり、 のぞむより、 いまのこのひを、 たいせつに、 いきよと、 いいますが、 てこぎの、 ぼーとは、 うしろむきに、 こぐことで、 まえにすすむと、 いうひともいました…

ぶつよく

ものでわたしが、 しあわせになれないことは、 ひゃくもしょうちの、 はずなのに、 きづけば、 あれもほしい、 これもほしい、 もっとおおく、 もっとべんりに、 もっとかいてきにと、 みのまわりに、 ものたちを、 はべらせている、 このあさはかさ、 この…

すいせんが、つきをみている

うちのすいせんは、 どうしたことか、 はながぜんぶ、 にしをむいているが、 たいようの、 へだてないあかるさが、 すこしにがてな、 わたしに、 にていると、 おもっていると、 このはなの、 よくも、 わるくもない、 かおりが、 ただよってきて、 これもわ…

つめたいくうき

にわで、 あらったすいはんきに、 ひっついてる、 ごはんつぶを、 まけば、 ほかにあまり、 えさのない、 このじき、 すずめが、 どこからともなく、 あらわれて、 ついばみ、 また、 そのしたの、 つちのなかから、 ふゆをたえた、 ふきや、 みょうが、 ひ…

ふらくたるしゃかい

かぞくを、 ひとかたまりと、 かんがえたなら、 そのあつまりは、 じちかいになり、 じちかいのあつまりが、 まちや、 しになり、 やがてそれは、 けんになり、 くにになり、 せかいになるというのを、 ふらくたるこうぞうと、 いいますが、 さっこんの、 じ…

かんしゃ

いま、 いきていることに、 かんしゃできれば、 それだけで、 よくぼうや、 にくしみや、 さげすみや、 うらみや、 こころのいたみから、 かいほうされるのに、 ひとや、 どうぶつや、 しょくぶつに、 かがやきをみたり、 いつくしみをおぼえたり、 できない…

つらいとき

つらいとき、 たいへんなとき、 こころがわだかまり、 おれそうに、 さけそうになったとき、 そんなときこそ、 うえをむいて、 まえをむいて、 ちょっとたちどまって、 めをとじてみて、 おおきくひとつ、 いきをすって、 しっかりとまた、 あゆんでゆきたい…