《パンセちゃん曰わく》

途方に暮れたとき、行き詰まったとき、困り果てたときなどに、必ず誰かが助けてくれてやっと目的にたどり着いた経験があって、不思議に思った人も多いんじゃないかと思いますが、実はそれは不思議でも何でもないんです。

それは人間のセーフティネットのようなもので、人はお互いみんな感知しあって助け合うようにできているんです。

河原の葦は細くて弱いけれど、何本も集まれば風になびきながらも折れずに生えています。
パスカルもきっとそれを見て感じたのでしょう。

我々も考えましょう。
ワクチンを打たずにコロナ禍から逃れられるのか、今人が集まればどうなるのか、医療を崩壊させない方法は何か、がけ崩れや鉄砲水から逃れるにはどこに住めばいいのか、何のために生活保護という制度があるのか等々。

人を信じることができずに批判に終始していては葦のアシモトにも及ばないことでしょう。
煽動家や批判家、欲深い人、愛のない人から離れましょう。
生きるということは考えるということでもあるのです。
宗教に逃げずに、政治にかまけずに、これからも生きてゆきたいと私は思っています。