《表現の不自由展・その後、のその後》

《表現の不自由展・その後》のその後はどうなってるんでしょうか?

私は基本的には芸術は規制されるべきではないとの立場を取りますが、この考えを笠蓑にして何でもかんでも表現したもん勝ちというのは少し違うようにも感じます。

従軍慰安婦の少女像?(慰安婦に少女がいたのかどうか知りませんが)はまだしも、天皇の写真を焼いている動画だったり(これも天皇制が良いかどうかは別としての話)、戦争で亡くなった日本軍の軍人を「間抜けな日本人の墓」として表現したりするは確かに行き過ぎのように感じます。

一方、ベトナム戦争での韓国軍の蛮行を表しているものもあるようです。
またアメリカ社会の歪みを表現したものもあったりと、たぶんに政治的中立性を疑わせるようなものもあるとのことです。

奇をてらうことが芸術ではありません。
一方的な考えを述べることも芸術ではありません。
「俺はこんなに言いにくいことを言う怖いもんなしさ!」的な人は食傷気味な私です。

戦争の話をするなら「もう戦争はしないようにしたいもんだわね」と話を落ち着かせたほうがいいと思うんです。

芸術に名を借りた悪口の言い合いや、いきり立った作家先生たちの怒髪を拝みに行くつもりもないし、この展示会に税金が使われているかどうかなんて全く興味はありませんが、いろんな人がいろんな立場で論議するのはいいことでしょう。

非芸術として、何かの興行を眺める感じで、まだしばらく続くであろうバトルを、私は家で寝転んで、頬杖を突きながらでもウォッチングして行きたいと思っています。